本を読む前に、いまの自分の状態を確かめる——学びの深まり方に目を向ける小さな習慣

こんにちは。チューニングサロン そわかです。

たくさん読んだのに、あまり残っていない。本を閉じても、日々は何も変わらない。そう感じたことはないでしょうか。この記事では、何を読むかより前にある、「どんな状態で読むか」に目を向ける見方と、一か月で試せる小さな習慣をお伝えします。

事実ではなく、見方として

ここに書くのは、科学で確かめられた事実ではなく、サロンでの見方です。採るか採らないかは、あなたが決めることです。本を読まない過ごし方も、もちろんあります。

何を読むかと同じくらい、どんな状態で受け取るか

そわかには、何を学ぶかと同じくらい、どんな状態でそれを受け取るかが、学びの深まり方に関わる、という考え方があります。

疲れきった夜に読んだ数ページと、気持ちが落ち着いた朝に読んだ数ページとでは、残るものが違う、と感じたことはないでしょうか。それは読む力の問題ではなく、受け取る側の状態が関わっているのかもしれません。いまの状態に気づく入口は、呼吸、体、言葉、環境など、いくつもあります。本の読み方に引き寄せて言えば、読む前に少しだけ、自分の側を確かめる、ということです。

読む前の、三十秒の確かめ

ページを開く前に、少し立ち止まって、次のことを順に確かめてみます。

  • いまの姿勢はどうか。肩や顎に力が入っていないか。
  • いまどんな気持ちか。
  • 頭の中で、どんな考えが動いているか。

確かめたら、そのまま一呼吸おいて、本を開きます。確かめた内容を、良し悪しで評価する必要はありません。できなかった日があっても、かまいません。

浮かぶ考えは、眺めて、流す

読んでいるあいだに、仕事のこと、昨日の出来事、こんなことをしていていいのか、といった考えが浮かぶことがあります。そのときは、考えに飲み込まれず、考えを眺める位置に立ってみます。浮かんだ考えを、評価せずに気づいて、流していく。気づけたこと自体が、すでに一歩です。何も考えないことを目指すものではありません。

読んでいて気持ちが大きく動いたときは、すぐに次の行動に移らず、少し時間を置きます。感じたことを閉じ込めず、追いかけもしません。

読んだことを、自分のやり方に引き寄せる

読み終えたあとは、何が書いてあったかを要約するより、すでに自分の中にあるものと結びつけてみます。過去の経験をひとつ選び、そこで自分はどうやってきたかを一文にしてみる。本のことばと、自分のやり方が重なる場所が見つかることがあります。一文にならなくても、まだ言葉にならない、も、ひとつの答えです。思い出すことが苦しくなるときは、そこで止めてかまいません。他の人の読み方や読了数と比べる材料にはしません。

読み続けられないときは、条件の方を変える

読書が続かないとき、意志の弱さのせいにしないでおきます。同じ人でも、置かれた条件しだいで、現れやすい面は変わります。うまくいかないときは、まず条件の方を一つだけ変えてみます。読む時間帯を変える、場所を変える、一緒に読む人を見つける。少し遊びのある形に組み直して、気持ちのいいところで終えるのもよい工夫です。完了の基準は、上手に読めたかではなく、試した回数に置きます。

一か月でできる、小さな一歩

次のうちから、一つか二つだけ選んでみてください。

  • 本を開く前に、三十秒の確かめをする。一週間、読む日だけで。
  • 読み終えたあとに、自分のやり方と重なった点を一文だけ書く。一か月のうち、書ける日に。
  • 何も読まない日を、月の初めに一日、先に予定に入れておく。

途切れた日があっても、量を戻さず、短く再開すれば足ります。三十日目に、続いたこと、役立った場面、気づきの変化を、自分の言葉で一行ずつ書いてみてください。何を試すかも、続けるか変えるかも、あなたが決めることです。

サロンでは、答えを外から受け取るより、自分のなかで動いているものに気づくところから始めます。セッションの案内は、HP のメニューのページにあります。

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